牛肉のたたき和風仕立て
宴会予約が入ったので、牛肉のたたきを作ってみました。
夏越しの料理として喜ばれる一品です。
タタキの肉には牛ひれ肉を使います。
柔らかい部位が叩き肉には適しています。
塩、コショウを濃いめに振り、金串に刺して直火で焼きます。
漬けこむタレはレモン酢。
酒、薄口醤油、レモンの絞り汁、酢、すりおろしニンニクを合わせておきます。
肉を切ったときの鮮やかな赤色を生かしたいので、濃口醤油よりも薄口の方がいいでしょうね。すりおろしニンニクは味の決め手になるので重要なポイントです。
全ての面を焼いたら、レモン酢に漬け込みます。
しばらく漬けたら、肉をたれから取り出してラップで包みます。冷蔵庫へ入れて一晩置けば出来上がりです。
漬け込んだレモン酢と共にお出しします。
食欲が減退する暑い夏に、牛肉のたたきはおすすめのタンパク源となります。さっぱりと頂きたいですね。
2箇所ある大正楼無料駐車場
奈良の旅館大正楼の駐車場をご案内致します。
無料駐車場が2箇所、15台収容可能。
国道169号線の”三輪交差点”を東へ曲がって頂くと、間もなく左側に駐車場が見えて参ります。
こちらの駐車場は、大型観光バスも駐車可です。
Pのマーク、駐車場の案内表示です。
さらに80mほど進んで頂くと、JR三輪駅の手前に当館大正楼がございます。
駐車場の向こう側には三輪山が見えます。
駐車場内の看板。
屋外駐車場になっていて、夜間も照明によるライトアップが施されています。
駐車場のチェーン。
鎖で施錠できるようになっています。
80mほど先にある、大正楼玄関横の駐車場。
通常はこちらの駐車場をご利用頂くことが多いですね。
竹の植え込みのある駐車場です。
ご宿泊、ご宴会、お食事の際にはどうぞご利用下さい。
大正楼の駐車場案内でした。
グラタンの語源を解説
宴会予約が入ったので南瓜グラタンを作りました。
南瓜以外にも、ジャガイモ、玉ねぎ、牛豚ひき肉、牛乳、バター、チーズ、トマト、大葉、パン粉、古代チーズを食材に使っています。
グラタンはすっかり日本でもおなじみの料理になっています。グラタンのスペルは gratin と書きます。ところで、グラタンの語源はどこにあるのでしょうか?
グラタンの語源はフランス語の gratter (グラッテ)に由来します。グラッテとは、鍋底にこびり付いた薄皮をかき削ることを意味します。
グラタン料理を思い浮かべれば、なんとなく想像はつきますよね。グラタン皿にこびり付いたお焦げをかき取る・・・あのお焦げが美味しいんですね。
じゃがいものポテトグラタン。
ホクホクした野菜類は、グラタンの材料としてとてもよく合います。
秋から冬にかけて、会席料理の中の一品としてグラタン料理は人気です。奈良特産品の飛鳥の蘇(古代チーズ)が使われているのでコクがあって美味です。奈良漬をトッピングに使ってみても面白いアイディアになります。
グラタンの語源はグラッテに由来する。
新しい料理知識がまたひとつ増えましたね。
飛鳥に近い宿
飛鳥(明日香)の近くにある旅館。
料理旅館大正楼から飛鳥へのアクセスは、お車で県道15号線を経由して15分ほどです。山の辺の道の宿であると同時に、飛鳥に近い宿としてもご利用頂いております。飛鳥への道のりは、三輪交差点から国道169号線に入り、中和幹線を西へ向かい、そのまま南下して県道15号桜井明日香吉野線を進んで行きます。
明日香村には、懐かしい日本の原風景が広がっています。
TVドラマのロケ地としても、飛鳥は高い人気を誇ります。奈良市内の観光を一通り済ませた観光客の多くが、飛鳥の地に降り立ちます。710年の平城京遷都に至るまで、日本の都は飛鳥の地にありました。
飛鳥寺の門前。
飛鳥寺は蘇我馬子の発願によって建てられた大寺院。今は小さな安居院(あんごいん)が残されています。
御本尊の飛鳥大仏の口元は、かすかに微笑んでいるように見えます。アルカイック・スマイルと云われる、大変魅力的な仏様です。大陸の匂いを感じさせるその表情は、誰もが認める飛鳥の象徴でもあります。
飛鳥寺の近くには、飛鳥坐神社、飛鳥資料館、甘樫丘などの観光名所が散在しています。
拝観料を払って石舞台の中に入ることもできます。
石舞台古墳からさらに山の方へ入って行けば、明日香名物の棚田風景が広がります。栢森、稲渕といった日本の原風景へと続いていきます。
壁画修復中の高松塚古墳。
飛鳥美人の壁画で知られる高松塚古墳は、近鉄飛鳥駅から徒歩圏内です。何かと話題の多い高松塚古墳ですが、実際に足を運んでみられることをおすすめ致します。
飛鳥観光には、やはりレンタサイクルがおすすめです。
駅前で自転車を借りて、明日香観光に出発しましょう!
◇奈良の宿大正楼 飛鳥に近い料理旅館大正楼。純和風の宿泊施設です。
奈良の紅葉 見頃はいつ?
奈良の紅葉スポットをご案内致します。
桜井市多武峰にある談山神社は、紅葉の名所として知られます。けまり祭で有名な談山神社。
大化の改新発祥の地でもあり、大和路を代表する紅葉スポットです。
談山神社の十三重塔。
見頃予想は11月中旬〜12月上旬。
重要文化財に指定されている木造の十三重塔に、綺麗な紅葉が映えます。
重要文化財の本殿。
談山神社の入山拝観料は大人500円、小学生250円となっています。入山時間は午前8時30分〜16時30分(最終受付)。
神社の手前に5か所ほど駐車場があります。
紅葉狩りという言葉があるぐらい、日本人は紅葉に魅せられています。最近では、紅葉のライトアップなども催されており、よりイベント性の高いものになりつつあります。
以下、奈良の紅葉スポットをガイドさせて頂きます。
見頃は10月下旬〜12月上旬。
駐車場は周辺に700台ほどのスペースがあり、駐車料金は1,000円。
ライトアッププロムナード・ならの期間中は紅葉ライトアップも行われます。
見頃は11月中旬。
本堂拝観料は300円ですが、境内は無料です。
見頃は11月中旬〜下旬。
入場料金は大人500円、小人200円。
「錦の里」と呼ばれる奈良屈指の紅葉スポットです。
見頃は10月下旬〜11月中旬。
紅葉のライトアップで有名なお寺です。
本堂は日没から22時まで、石灯籠は日没から翌朝までライトアップされます。約2,000基もの石灯籠に火が灯され、辺り一面に日本情緒が醸し出されます。
見頃は11月下旬〜12月上旬。
揚げ物料理の「竜田揚げ」は、この辺りの美しい紅葉に由来する名前です。
長岳寺の鐘楼門。
見頃は11月中旬〜下旬。
入場料金は大人300円。
山の辺の道の途上にある長岳寺。日本最古の鐘楼門の前の紅葉がおすすめ。
見頃は11月中旬〜下旬。
入場料金は大人600円、小人400円。
世界最小の五重塔に紅葉が彩りを添えます。山寺ならではの風情が楽しめます。
見頃は11月中旬〜。
宇陀市の榛原にある、標高735mの鳥見山山頂に近い公園。鳥見山公園内の勾玉池周辺のもみじが特にオススメ。奈良の紅葉スポットの穴場です。
アクセス方法は、名阪国道針I.C.より国道369号線を南へ30分。
見頃は11月上旬〜中旬。
小太郎岩やライオン岩は必見です。
アクセス方法は、名阪国道針I.C.より国道369号線を経て1時間。
見頃は11月中旬〜下旬。
入場料金は大人500円、小人250円。
一年を通して花の美しいお寺。
桜、ぼたん、紫陽花、紅葉とどれもご満足頂ける「花のみてら」です。
見頃は11月上旬〜下旬。
アクセス方法は、近鉄吉野駅よりロープウェイ3分、もしくは徒歩15分。
ご存知、桜の名所ですが、その桜が色づく紅葉の季節もおすすめです。
見頃は11月中旬〜12月初旬。
日本100名城のひとつに数えられます。
見頃は10月下旬〜11月下旬。
入場料金は大人600円、小人100円。
アクセス方法は、近鉄壷阪山駅より壷阪寺前行きバス「壷阪寺前」下車すぐ。
見頃は11月上旬。
アクセス方法は、近鉄下市口駅よりバス洞川温泉行き、または中庵住行き「天川川合」下車、徒歩40分。
みたらいの滝や光の滝など、美しい渓谷美には圧倒されます。
見頃は10月中旬(山頂付近)。
紅葉シーズンの先陣を切って見ごろを迎える名所です。紅葉ドライブも楽しめるエリアです。
入場料金は東コース無料(西大台コースは入山制限有り、要予約、事務手数料1,000円)となっています。
奈良の紅葉情報をご参考に、紅葉スポット巡りをお楽しみ下さい。
広島大仏
大仏とは、どのぐらいの大きさを誇る仏様を言うのか、明確なことは存じ上げませんが、奈良には実に様々な大仏が安置されています。
極楽寺の広島大仏。
聖徳太子創建のお寺「紫雲山極楽寺」にも大仏様がいらっしゃいます。
広島大仏という名前の通り、爆心地広島に於いて人々の心の拠り所となっていた仏様です。
奈良県内の大仏で最も有名な東大寺の大仏ほどの大きさはありませんが、丈六の大仏でどっしりとした体格をなさっておられます。広島大仏も東大寺の大仏と同じく、写真撮影は許可されています。そう言えば、日本最古の仏像とされる飛鳥寺の飛鳥大仏(釈迦如来坐像)も写真撮影OKでしたね。
大仏様の懐は深いのでしょうか。
極楽寺の境内にあった仏頭。
大きな仏頭が境内の片隅に置かれています。
奈良の極楽寺には、どこか開放的な雰囲気が漂います。
ありがたいことに、広島大仏と一対一で対峙できる空間。
とても貴重な時間に思えました。
誰も居ない空間でどんな会話を交わせばいいのか? なんだか勿体無い気が致しましたが、あるがままにただただ、小さな自分を広島大仏に預けてみることにしました。
太子堂横の二面石
橘寺の二面石をご案内致します。
聖徳太子生誕の地と伝えられる橘寺。
その本堂の横に、二面石といわれる石があります。
飛鳥時代の石造物のひとつで、太子堂(本堂)向かって左横に佇みます。
飛鳥エリアには石舞台古墳、猿石、マラ石、亀石、酒船石、鬼の雪隠・俎古墳などのミステリアスな石造物がたくさん散在します。
二面石も実に不思議です。
こちらが善の顔。
二面石には、善悪二つの顔が背中合わせに彫られています。
こちらは悪の顔。
人の心の善悪二相・・・。
お顔の面積からいって、こちらの悪の顔の方が狭いような気がします。
太子堂。
橘寺の本堂です。
橘寺のご本尊である聖徳太子坐像が安置されています。
聖徳太子坐像は室町時代の傑作で、太子35歳のときのお姿とされます。
お堂の一番奥に鎮座しておられました。
二面石のガイド。
向かって右側(太子堂側)が善面で、左側(放生池側)が悪面です。
以和成貴。
聖徳太子の有名なお言葉ですね。
世間虚仮、唯仏是真。
これもまた太子を象徴する名文句です。
色は匂へど散りぬるを(いろはにほへとちりぬるを)・・・万物は移ろいゆくものです。とてもはかない、どこか悲しい性(さが)を内包しています。
ただ仏のみが真実である。
栄枯盛衰の世の中にあって、善をも悪をも超えたところにある何か確かなモノ。
そんな何かを求めた求道の跡が、この二面石には秘められているような気がしてなりません。
本当のところは何も分かりません。
色々な想像を掻き立ててくれる飛鳥の不思議な石造物たち。
橘寺境内にある親鸞聖人像。
聖徳太子を讃える賛歌も残しています。
善悪を超えたところにある何か。
頭の中を色々な想像が駆け巡ります。
橘寺を訪れてみて、観光地としての飛鳥の人気を改めて垣間見るような気が致します。
当館大正楼から橘寺へはお車で15分余り。
橘寺には、参拝者の方に限り無料駐車場もございます。拝観料は350円です。