おひとりさま
おひとりさまっていう言葉をよく目にします。
おひとりさま・・・カップルやグループ・団体ではなく、お一人様ということです。
言わずと知れたことですが、様々なサービス業界において、この「おひとりさま」がクローズアップされています。
旅館やホテルの宿泊では、おひとりさまを受け付けている施設と、そうでない施設があります。
ビジネスホテルやカプセルホテルにとっては、
勿論おひとりさまは大切なお客様です。カップルや家族連れでの宿泊が少ないわけですから、おひとりさまは主要ターゲット層となります。
一方の旅館やレジャーホテルにしてみれば、おひとりさまは珍しいお客様なのかもしれません。
明らかに主要ターゲット層はカップルや団体のお客様です。
そういうこともあってか、旅館やレジャーホテルの中にはおひとりさまの宿泊予約を受け付けていないところが多く見受けられます。
しかしながら、ここ最近の動きの中で「おひとりさま」を大切にする風潮が高まっているようです。
独りの時間を大切にしたい、そう思う人が増えてきたのでしょうか。
あるいは、核家族化や少子高齢化の影響も手伝っているのでしょうか。
いずれにせよ、おひとりさまはマーケティング上、決して無視できない存在になってきています。
奈良の旅館大正楼では今の時流に関係なく、以前からずっと現在に至るまでおひとりさまを大切にして参りました。
おひとりさまでの素泊まりや片泊まりは言うに及ばず、1泊2食付でのご宿泊もお受けしております。
2名様以上でのご利用に比べれば若干割高ではありますが、お泊まり頂いたお客様にはお喜び頂いております。
旅の醍醐味は一人旅にあると言われます。
確かにそうなのかもしれません。
来し方行く末に想いを巡らせながら、普段の生活では味わえないロマンチックな旅情に浸る・・・一人旅なら、さらにその想いは深くなることでしょう。
旅行に限らず、おひとりさまの需要は様々な業界で確かに存在するようです。