やな漁体験 オススメ体験
やな漁とは、弥生時代からあった鮎の伝統漁法のことをいいます。
竹で編んだ簾に川の流れを引き込み、産卵のために川を下る落ち鮎を生け捕りにします。
鮎の魚田。
鮎の季節もそろそろ終わりですね。
秋風が感じられる9月中旬頃になると、伝統的な鮎漁である”やな漁”が始まります。
やな漁の「やな」は漢字で書くと、「梁」になります。
梁は川瀬などで魚を獲るための仕掛けのことを意味します。木を打ち並べて水を堰き、一か所に水を流すようにします。そこに流れてくる鮎やうなぎを梁簾(やなす)に陥らせて漁をします。
やな漁体験を宣伝するポスター。
漫画家の楳図かずおさんは、やな漁の本場である五條市に、20年間ものあいだお住まいになられていたそうです。まことちゃんにグワシと掴まれているアユ(笑)
五條市の吉野川右岸の大川橋下・新町側において、伝統的なやな漁体験が楽しめます。
主催は市民から成る吉野川やな漁保存会。
五條市阿田から、下流の宇智、宇野、五條、二見辺りまでの地形は梁の設置に適した地形をしています。
やな漁が盛んだった痕跡として、ヤナセ、ヤナバ、ヤナノシタなどの地名にも残されています。
ちょっと話は逸れますが、苗字にも”梁瀬さん”とおっしゃる方は多数いらっしゃいますよね。輸入車販売や中古車ディーラーの会社ヤナセも、創業者の名前が梁瀬さんなんです。
<やな漁体験の料金>
アユ 3kg(20〜25匹) 15,000円
アユ15kg(120〜150匹) 55,000円
やな漁体験のオープニングイベントでは、五條市内の保育園児が参加していました。手づかみもOKということですので、大人の方も童心に帰って楽しめる体験学習になりそうですね。
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