鶏もも肉のコンフィ
宴会予約が入ったので、鶏モモ肉のコンフィを作ってみました。
コンフィとはフランス料理の調理法のことで、油脂を用いて肉を調理します。
正しいコンフィの作り方としては、80度ぐらいの低温の油の中でゆっくりと火を通す調理法が一般的ですが、今回は簡単なレシピをご案内致します。
サラダ水菜と人参にドレッシングを掛けて、その上に鶏もも肉のコンフィを盛り付けました。
骨付きもも肉の皮目に針を打ちます。
鶏もも肉に塩を振って、スライスにんにくとローズマリーをあてがい、オリーブオイルを塗り込みます。
ラップをして一晩寝かせます。
フライパンに油を引いて、皮目に焼き色を付けます。
ひっくり返して弱火にし、ふたをして20分間蒸し焼き状態にします。冷ましてから骨を外します。
コンフィの語源由来はフランス語の confire(保存する)にさかのぼります。
コンフィはつまり、保存食なわけですね。
肉のコンフィが一般的ですが、果物を砂糖漬けにした果物のコンフィもあります。ケーキの装飾用に使われているさくらんぼのコンフィはよく知られていますよね。
本場では「がちょうのコンフィ」がよく食されているようです。
がちょうの肉に塩、ハーブをまぶして、油脂の中で低温で加熱します。
そのまま冷やして、凝固した油脂の中で保存します。
冷蔵技術が進んでいなかった時代に考案されたコンフィは、先人の知恵が詰まったお料理と言えるのではないでしょうか。
鶏もも肉を漬け込む際に使ったローズマリー・・・案の定、かなり余ってしまいましたので、オリーブオイルと合わせて「ローズマリーオイル」にして保存しておきました。
◇家盛り料理 アワビ酒蒸し 鮑は大昔から食されていた食材です!