宴会の由来は直会にあり
宴会の由来ってどこにあるのでしょうか。
グループで集まって料理を食べ、お酒を酌み交わす・・・日本の社会でよく見られる宴会ですが、元々は直会(なおらい)にその起源を発します。
直会とは、神事が終わった後、神酒や神饌をおろして頂く酒宴のことをいいます。
「なおらい」という言葉ですが、直会(なおりあい)の転訛ではないかと思われます。斎(いみ)を直って平常にかえる意味からきています。
神事の最中はもちろんのことですが、潔斎期間に当たります。
斎(いみ)とは「忌」のことで、神事に慎むこと・不浄を避けて忌み慎むことを意味します。
その背筋が伸びるような緊張感の後に、お楽しみの(笑)直会(なおらい)が行われるのです。
神社には直会殿(なおらいどの)がありますよね。
神社に付属する直会殿は、またの名を解斎殿(げさいでん)ともいいます。忌みを解く場所ということですね。
神様のお下がりから今の宴会へと続く流れ・・・とても興味深いものを感じます。